大腸がん腫瘍マーカーについて

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大腸がんの腫瘍マーカーとしては、CEAや、CA19-9、があります。それぞれの腫瘍マーカーの基準値は、CEAが5.0ng/ml以下(EIA法)、CA19-9が37U/ml以下(IRMA法)となっています。ただし腫瘍マーカーの値だけでがんかどうかを判断することはできません。腫瘍マーカーが異常値を示しても、がんとは限らないし、逆に正常値の範囲であってもがんでないということでもありません。大腸がんの場合は進行性のがんであっても、腫瘍マーカーが異常値を示す割合は5割ほどというデーターもあるようです。腫瘍マーカーは、がんの再発や転移の経過を見るときにも用いられます。しかしこれも、転移や再発をしたから必ず異常値を示すわけではありません。また、転移していなくても異常値を示す場合もあるようです。大腸がんの増加傾向は少なくなってきていますが、大腸がんで亡くなる方の人数は、胃がんを抜いて2番目に多くなっています。大腸がんの症状は、大腸のどの部分に発症したかによって違ってきます。大腸は盲腸から始まって、上に向かっていく部分が上行結腸、続いて横に行く部分が横行結腸、下に向かっていく部分が下行結腸続いてS字状に曲がっているところがS状結腸で、直腸、肛門管となっています。S状結腸や、下降結腸、直腸にがんが発症した場合は、血便や、便が細くなるなどの排便に関する症状がおきやすくなっています。上行結腸や、横行結腸にがんが発症した場合は、血便等の便に関する自覚症状は少なくな、腫瘍が大きくなってから現れる症状、貧血や、腹痛などで気がつくこともあります。このために、上行結腸や、横行結腸に発症したがんは気がつきにくく、進行した状態で発見されることも多くなっています。大腸がんの検診は、便潜血反応を調べます。便潜血反応は大腸がんのスクリーニングとして、代表的なものですが、この検査で陽性であっても、大腸がんがあるというわけではなく、完全なものではありません。検査や症状などで、大腸がんの疑いがあるときには、大腸内視鏡検査が必須となります。大腸内視鏡検査は肛門から内視鏡を入れて、全大腸を詳細に調べます、大腸内に便が残っていると精度の高い検査ができないため、下剤で全ての便を排出してから行います。大腸がんは早期に発見すれば、内視鏡による治療や手術で、ほぼ100%近くが完治するため、早期発見が重要です。年齢別の大腸がんの罹患率は50歳近辺から増加し始めて高齢になるほど高くなっています。